劇場にて吹替版で視聴。シリーズは8作目まで視聴済み。
安心安定の内容であり、観客が期待しているワイスピをしっかりとやってくれた印象だ。アクションの派手さやファミリーの掛け合い、意外な繋がりを持つ人物が出てきたりといったいつもの空気感を楽しめる。
今回の敵役のダンテを演じるジェイソン・モモアが素晴らしい。筋肉を活かした体力型かと思いきや、狂気と茶目っ気を持った知性型もいけるという最高の悪役だった。世界各地にふらっと現れては絶望を振り撒いていた。実に良いキャラだ。
シリーズもここまで来ると多少のサプライズくらいでは楽しめなくなってくるので敵を強大にするのは一つの打開策だと思うが、今回はダンテ一人がやたら強大な印象なので敵の勢力にもう2、3人面白いキャラが居ればなと思った。今さら難しいのかな。
シリーズのファンなら普通に楽しめる作品なので安心して見れる。シリーズを知らない人は面白さが半減するので予習してから見たほうが良い。