RyoSuzuki

ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男のRyoSuzukiのレビュー・感想・評価

3.8
ゲーリーオールドマンはやはり凄かった。
特殊メイクの中の目つきは、時にたまらく可愛く、時に人を近寄らせない怖さを感じて流石の一言。

ただ、おそらく僕はこの監督との相性が悪かったんだと思います。
凝ったカメラワークや、外部を一切省いたチャーチルだけをフォーカスした演出は、やや退屈でした。
ノーランのダンケルクしかり、今作しかり、監督のこだわりいっぱいの映画は、好き嫌いが別れるのはしょうがないか。

後半は徐々に苦悩に満ちたチャーチルの迷いが消えてくる場面は、とても熱くなれるのですが、過度に期待し過ぎたせいか、見せ場の演説シーンは期待を越えることなく終了。

とても良い題材だけに、もっとシンプルな演出が見たかったです。
RyoSuzuki

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