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観たことのない造形世界の連続で、脳内大喜び。ジブリに似ている、スチームパンク版スターウォーズ、といった感想も分かるけど、また違うのではないかと見たし、それらの前にも何かがあり、いちいち他からのイメージを重ねてみたところで何の得がありましょうや。
監督・演出は、これまでピーター・ジャクソン映画のストーリーボードを手がけてきたクリスチャン・リヴァーズ。ピーター・ジャクソンは、プロデュースと脚本。脚本はLotRなどでおなじみフランシス・ウォルシュやフィリッパも。音楽はマッドマックスFRのトム・ホルケンボルフ（ジャンキーXL）。FR以降、同様の煽り音が増えたけどスピード感を考えるとそうなるね〜。
評価が分かれているようですが否になる要因として、凝った造形を観るだけで忙しいのに世界構成も物語も詰め込み過ぎで途中でしんどくなってしまうからではないかと。正直、長編大作ドラマレベルの内容。冒頭でこんなことになる予感がして、造形だけにとらわれずに気合いを入れて頭を切り替えながら観ていたので大丈夫だったけど、疲れている日には不向きかも。もっとも原作は群像劇らしく、これでもかなり絞ったようだ。元気なら複雑さを楽しめる。
実社会のあれやこれやにあてはまる様々があるけど「反移動都市」なるワードに笑ってしまった。古代アメリカの神々の像にはもちろん。ヒューゴ・ウィーヴィング、役柄がどうあれ、今回も素敵だったー。できればIMAXで観たかったなあ。ここんとこ話題作が目白押しで、作品によってスクリーン確保も厳しいですね。
