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旅猫リポートのbombsquadsのネタバレレビュー・内容・結末

旅猫リポート(2018年製作の映画)
2.7

このレビューはネタバレを含みます

20221002 自分用忘備録
面白かったとはとても言えないが、それにしても3点以下にしたのは猫を扱う描写がひどすぎたから。

目を覆うようなおかしな点が無数にあり、猫への誤解に繋がりそうで危惧もされ、はっきり不愉快の水準に達していた。細かくは他の人がきっとどこかで触れているだろうし、きりがないので省略。

高畑充希さんは無駄遣いだったが、本作を視聴して出演映画コンプリートまで一歩近づけたのは良かった。竹内結子さんを見られたのも嬉しい。木村多江さんさすが。アリスさん、子役くんは頑張っていた。葬儀で、破顔せず先に涙を溢れさせてから子どもらしい動物的な嗚咽に進んでみせた子役くんは本当にえらかった。名場面。

しかし、福士蒼汰さんでは良いと思えたことがなく、今回も残念だった。好みの問題があるだろうが、福士さんにはまず没入感がなく「見られている意識」が見ているこちらに伝わってしまう。集中できず覚めてしまう。
ご本人もお芝居の仕事が苦手なのではなかろうか。好きでしているお仕事のようには見えないし、気の毒なくらい出来が悪い。

そしてお話。
ペットの終生飼養が当然の現代にあって、冒頭「最後まで飼えなくてごめんな」と主人公が言うのだから「不治の病系かな」と勘付いた人は多かっただろう。最初にネタバレがあったおかげで残りが答え合わせの時間になってしまった。
「世の中には絶対に親になってはいけない人間がいる」もどうだったのか。異物感あるセリフのおかげで察せられることがあった人は多かっただろう。ただし、特別養子縁組の制度では養親が養子を指名することはできないから、そもそもこの話は成立すらしていない。

他の男性陣について。
可哀想だった。福士さんのアラが目立つから「下手にやれ」とまで言われたわけではまさかなかろう。しかし、やりたいような演出はつけてもらえていなかっただろう。用意したプランがあっても切られているのだろう。
橋本じゅんさん、田中壮太郎さん、こんなもんじゃないだろう。映るだけ損だった。前野朋哉さん雑な振りで変なことさせられていた。西へ向かう旅の途中で寄る(かもしれなかった)人が東日本の訛りでどうするのか。教師役の中村靖日さんだけ助かっていた。アリスさんの啖呵のキレがマシマシに見える受けのお芝居よかった。

まとめ
悟役は田口翔太くんのほうがダントツで上手でした。
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