Femind

旅猫リポートのFemindのネタバレレビュー・内容・結末

旅猫リポート(2018年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

サトル役の福士蒼汰くんの演技を始め、若手のお顔の良い俳優さんの演技がことごとく残念。
ただ猫がひたすらに可愛い。

演出なのだろうけど、両親を亡くしたお葬式の場、お経をあげてもらっているシーンで、誰もサトルに寄り添ってないのも可哀想というより不自然な印象だし、その後天涯孤独となったサトルを誰が引き取るかの話し合いが本人に筒抜けなのも、サトルを引き取った直後にサトルの出生についてバラしちゃうおばさんも、何で今バラした?みたいな「可哀想」を全面に押し出そうとするあまり周囲の感情の変化も扱いが乱暴で、もうちょっとどうにか出来なかったのかと思う程に可哀想の描き方が終始雑。

死期が迫った時もサトルの見た目に大した変化がなく、役作りを感じられず体当たり感もすごい。

高畑充希ちゃんのナナの声が終始和ませてくれるし、猫の自由気ままさも人間の悲壮さと比べてフラットな印象で、猫らしさがあるなぁと思ったけど、何となく頭を掠めていたのは「猫は犬にあらず」だった。

猫サイドの可愛さのみにスコアをいれました。
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