ロコロコ

孤狼の血のロコロコのレビュー・感想・評価

孤狼の血(2018年製作の映画)
2.9
最初のシーンから、結構キツイ人にはキツイ。私はキツかったです…。
結構エグいシーンも多い。覚悟してみる必要がある。

昭和の終わりの広島が舞台。

役所広司さん、松坂桃李さんが刑事。

署長、赤ペン滝川さん。

中村倫也さん、いつもの可愛らしい感じはなく、出てきてすぐヤバい人なイメージ。

竹野内豊さん、これまでに見たことのないヤクザ。江口洋介さんもヤクザ。カッコ良いヤクザ。

警視、滝藤賢一さん。

まだまだいらっしゃいますが、出てくる俳優さんが豪華すぎる。


誰が悪で誰が正しいのか。

暴力団の世界って想像もつかない。
こんな世界で生きてる人いるのか。
昭和の終わりはこんなだったのかもしれない。
時代が変わってヤクザの世界もきっと変わったんだろう。ヤクザと家族を先に見たので余計にそう思う。

ちょっと鬱陶しいおじさんなイメージな役所広司さん演じる刑事。
そして暴力的。ヤクザか刑事かわからない刑事。でもそうなった背景はどこにあるのか…

松坂桃李さん演じる刑事は内定調査をやるために大上刑事とタッグを組まされた若いエリート刑事。

この二人の関係から色々と過去や周囲の人との関係も暴き出されてくる。

電話ボックスの中の中村倫也さんかっこいいっすね。最初のヤバさとは対照的。
こういうこと言ってないと心穏やかには見ていられなかった…。

権力を持つ人がなぜ、隠蔽や悪事に手を染めることがあるのか。

悪い人が悪いことをするために権力を持とうとするからなのか。

正義を貫く方法は人それぞれ違うけれど、自分を悪に見せることで人を守ろうとする人は孤独だ。

大切なものを失った時の人の心はどの方向に向くのか。

今年公開される2を映画館でみれるかどうか…
いつかみてみたいなと思う。
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