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孤狼の血のtyapiokaのレビュー・感想・評価

孤狼の血(2018年製作の映画)
3.8
初っぱなからグロテスクな画をリアルに、かつ、どこか古臭く撮すことでヤクザ映画をちゃんとつくるという気概が感じられた。下品で血生臭い空気の警察が出てくるのも期待通り。しかし、少し恋愛を入れたり、新米刑事を入れたり、そういうライトな部分が男臭さを半減しているようでやや好みから外れて惜しかったかに思えたが泥臭く成長するストーリーでもあり、いいアクセントになっていた。師弟ものは師が消えてから物足りなくなるものの、今回は弟子の成長が気持ち良かった。やや情緒的な点、イマイチ爆発力のあるシーンがなかったことを除けばかなり好み。タバコもいい味を出している映画。新しいヤクザ映画の方向を打ち出せるか期待。
2024/06/04
やはり面白い。駆け引きと、登場人物の印象の変化が見もの。顔の良い役者が多い。あと一歩、爆発力のあるシーンが欲しかったが、手帳を読み返すシーンは感動した。
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