このギラギラ感堪んないです
見終わったばかりのこの高揚感をレビューせずにはいられません
原作も拝読していてこりゃオモロいと思っていたところ映画化されると聞いて楽しみにしておりました
しかも容赦ない演出する白石監督にあの「仁義なき戦い」の東映が組むとなればこの手の作品は絶対オモロいと期待値が跳ね上がって迎えた公開
小説だと登場人物が多くて混乱するところも多いのですが映像になるとわかりやすくてまずグッド
細かい改変あるのですがそれもまた良し
特に日岡(松坂桃李さん)の日報の映画オリジナルの解釈はとても良かったです
ストーリーはというと役所広司さん演じるヤクザ顔負けの悪徳警官の下に松坂桃李さん演じる新任刑事日岡が赴任し広島県呉原市で勃発しそうなヤクザ抗争を食い止めるため悪戦苦闘するといった感じです
タイムスリップした侍だったり老舗足袋屋の社長だったりした役所さんの悪徳刑事役めちゃくちゃハマってました
ぶちかっこええ
役所さんだけじゃないです
全員かっこいい、女性キャストもかっこいい
昭和の終わりエアコンなんてない時代の暑さが伝わるくらいに、メイクさん汗拭けよってくらいに全員汗かいて演じてて熱気が伝わってきます
組の看板、男のメンツを守るため命をかけるヤクザ達とそれを狡猾に操るやつらとの駆け引きは見ててヒリヒリするしこの緊張感が最高です
原作者は女性なんですけど女性から見てもやっぱりこういう男達はかっこいいんですかね
こういう男達をかっこいいと思ってしまう私の感性が古いのか
中学生の時ヤンキーが異常にモテるみたいに男女問わず「悪」への潜在的な羨望の眼差しがやっぱりあるのか
ちょっと女性の見方も気になりました
兎にも角にもこの熱量を劇場で感じれたのは非常に良かったです
久々に劇場で見てよかったと思う邦画です
R15なので高校生以下の良い子は行ったらダメですよ〜
あと超余談なんですけど白石監督はサメ由来のサプリメントに恨みでもあるんですかね
「日悪」の綾野剛さんも今作の役所さんもサメサプリ喰わせて吐き出してたので
ちょっと気になりました