少林36房

孤狼の血の少林36房のレビュー・感想・評価

孤狼の血(2018年製作の映画)
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短く感想を言えば
何だか色々と勿体無い事になっている
惜しい作品かなと。

開始早々、仁義なき戦いをオマージュしたナレーションが入るけど何だか緊迫感が大きく欠ける。
(仁義なき戦いの、あのナレーションは説明だけでは無く、緊迫感をも出していると思うのだけど)

メインとなる役を演じる役者達が度々良い芝居を魅せるも、
その名演に度々水を差すかの様なエキストラを含む周りの役者達のダイコン芝居。
(役名も無い組員役の連中の怒りや威嚇の安易な表情もそうだけど、特に自販機でビールを買っていた松坂桃李が銃殺事件の現場に駆けつけるシーンでの“誘導灯を持って誘導している警官”とか。何だよソレは!お前ら誘導ぐらいした事ねぇのかよ!真剣に芝居ヤレよ!ってイラつきました)

他にも色々言いたい事はあるけど、
名演が魅力的な反面
色々と残念な部分が作品に水を差しているのが、
とにかく気になりました。
勿体無い。残念

それにしても、昨年(2017)公開の“彼女がその名を知らない鳥たち”から松坂桃李の芝居が良くなってきたと思っていましたが、本作においての松坂桃李の芝居が更に良くなった様に感じました。
良いコトだ。

2018年5月に映画館で鑑賞。
少林36房

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