ものすごい映画を観たという、言い知れぬ驚きでエンドロールを眺めていた。
ヤクザ映画はアウトレイジがデビューで今作で2作目だが、そういうジャンルではククることの出来ない、人間の底知れぬ欲望とドボドボの闘争力、さらにはその裏に潜む驚くほどの慈愛や優しさそしておかしみをも、全てを包み込んだとてつもない傑作であることは間違いないのです。
役所広司を筆頭とした全ての役者に本物の血が通っていて、その弾けっぷりの演技を見るだけで、心から幸せな気持ちになりました。
白石監督はヤクザ映画をここまでエンタメに作り上げた、ほんとに凄い人です!