舞台は広島で、久しぶりの『東映実録路線』風ヤクザ映画。ただし主役はヤクザではなく警察官。
同じ監督の『日本で1番悪い奴ら』も悪徳警官の実録物だったが、あちらはマーティン・スコセッシが得意とする様な『栄枯盛衰』モノだったのに対して、こちらは潜入捜査官モノに近い流れだった。
オープニングのナレーションなどは、かつての『仁義なき戦い』シリーズにも通じるものがあり、懐かしかった。出来ればまたあの路線のヤクザ映画も作って欲しいと感じた。
そして久しぶりに『仁義なき戦い』シリーズを観たくなって来た!
今までこの手の役を演じるイメージの薄かった江口洋介だが、中々かっこよかった!