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孤狼の血のherokoのレビュー・感想・評価

孤狼の血(2018年製作の映画)
3.8
昭和63年の広島での抗争。昭和感もそこまでレトロってわけでもなく最近でもなく。
警察の今では考えられないやり口がまかり通ってたと思うと何が正義か。
大きな獲物があれば小手先の小さな事には目をつぶり泳がせておく。このさじ加減が熟練刑事の大上(役所広司)において全てを網羅する策略でもある。それを側で目の当たりにする日岡(松坂桃李)こそ振り回され葛藤する。正直者が馬鹿をみるのか…。しかし、破天荒にも見えながら見えないところで弱者には手を差し伸べ守る姿や後から知る日岡への愛情…大上の無骨さ、寛大さに胸が熱くなる。

「警察じゃけぇ、何してもええんじゃ!」
くぅううぅぅーーー!!最高!!!

私的には日岡の覚醒後からが見ものです。
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