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29歳問題のshellのレビュー・感想・評価

29歳問題(2017年製作の映画)
4.3
めちゃくちゃ刺さってしまい散々嗚咽したのに劇場を出ても涙止まらず。昨日の夜に泣きながら恵比寿駅まで歩いていたのは私です。
生きていると色んな試練に自分で立ち向かわなくちゃいけなくて、でも毎日やるべきことが多すぎて、やりたいことができない。そして時間は戻らない。29歳の女性の葛藤をテーマとしてるけど、これは大人なら少なからず思い悩むことなわけで、主人公ヨックワンとまったく違う生き方をしているティンロとの対比がマジでベタながらも刺さりまくり、このティンロがまた魅力的で、はじける笑顔に泣けてくる。幼なじみくんもめちゃくちゃいい。レコード屋の店長も、クリスティのボスも、もちろん幼なじみくんも、相手の選択を、生き方を否定してなくて、私もこうありたいと思ったし、もちろん自分自身に対してだって否定したり焦ったりすることはないんだと、大きく温かい手を背中に添えてもらった気持ちだ。
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