バックリー(登場人物の1人)の言葉を少し貰うと、
「人生の1時間半をかけても良い映画。」
になっていると思う。
映画製作がテーマの作品。
しかし、ただの映画ではなくプロパガンダ映画の側面があるため配給担当である陸軍省によって製作介入が出てくる。
この難題をこなしつつ最高の映画を作る1人の女性の物語。
戦争下という時代設定の中、基本的には明るい話だが、"死"があったりなど決して戦時中というのは頭の中に残っていて見事に融和していたと思う。
この作品の良さは"テンポの良さ"と"予想する間もない展開"だと思います。
"テンポの良さ"
映画製作にあたって難題は次々と出てくるのですが、どれかに戸惑うことなく解決していきます。どれかで止まってしまうとそれ中心のストーリーになってしまい他が希薄になります。
"予想する間もない展開"
また、これだけ映画を観ていると、例えば主人公とヒロインがキスした場合、
「これから一緒に頑張るんだろうな」
「ハッピーエンドなんだな」
とか、
「また、会えるよね?」っていうセリフがあった場合は大体会うことはないなど、予想が出来てしまうこともしばしばあるのですが、この映画は予想させてくれません。
予想する前に次の展開が待っています。
思わず声を上げてしまいました、、、。
友人に勧めたい
映画のひとつになりました。