人生はシネマティック!の作品情報・感想・評価

人生はシネマティック!2016年製作の映画)

Their Finest

上映日:2017年11月11日

製作国:

上映時間:117分

3.8

あらすじ

第二次世界大戦中の1940年のロンドン。コピーライターの秘書として働くカトリンだったが、人手不足で代わりに書いたコピーが情報省映画局の特別顧問のバックリーの目に留まり、新作映画の脚本陣に加わることに。その新作映画とはダンケルクでドイツ軍の包囲から兵士を救出した双子の姉妹の物語。戦争で疲弊した国民を勇気づけるため、この感動秘話の映画化が決まった。しかし製作が始まるとベテラン俳優のわがまま、政府&軍…

第二次世界大戦中の1940年のロンドン。コピーライターの秘書として働くカトリンだったが、人手不足で代わりに書いたコピーが情報省映画局の特別顧問のバックリーの目に留まり、新作映画の脚本陣に加わることに。その新作映画とはダンケルクでドイツ軍の包囲から兵士を救出した双子の姉妹の物語。戦争で疲弊した国民を勇気づけるため、この感動秘話の映画化が決まった。しかし製作が始まるとベテラン俳優のわがまま、政府&軍部の検閲や横やりなどトラブル続出。そのたびにカトリンたちの脚本は二転三転するはめに。それでも困難を乗り越え、ついに撮影は大詰めを迎えるが、ここで最大級のトラブルがカトリンたちを待ち受けていた…。

「人生はシネマティック!」に投稿された感想・評価

インターネットやSNSが無かった時代だからこそ人と人とが向き合う事を避けないというか、逃げ場のない人間関係がすぐそこにあった。

皆の力を結集しなければ生きられなかった時代で、いつ空爆が襲いかかってくるか分からない中、逃げずに命を懸けて生み出す一本の映画の脚本。

それは映画という虚像を創り上げる種であり、製作者たちが搾り出した真実の息吹であり、観客たちの明日を生きる活力になる。

心に染み入るような作品を仕上げるために、皆が人生を懸けている。

互いが互いを思いやって、納得いくものを仕上げるために戦っている。

不服があれば面と向かってちゃんと怒ったりするし、悲しいときは人前でも恥ずかしがらずに涙を流していた。

大切な人がいつも必ずそこに居るとは限らないんだから、少し面倒でも怒る人をまあまあとなだめたり、ハンカチをポケットに忍ばせておこう。

そういうのって人として大切なことというか、素敵なことだと僕は思う。

やっぱり最後は、なんと言ってもハッピーエンドが観たいじゃないか。

「THE END」

その文字を清々しく打ち込めるように、少しの愛情と優しさをまわりに向けて真摯に向き合っていきたい。

人との繋がりは、多少煩わしいことがあっても、根本だけは絶対に純粋なものでありたいと、僕は思う。

命を懸けて向き合いたいと思える誰かとの出会いが、これから先たくさんあるかもしれない人生はシネマティック!

p.s.

観る前は、結構ドンパチやり合うシーンとかあるのかなぁと思っていたら、戦争と恋愛(人間ドラマ)の割合が2:8、いや1:9、いやいや0.1:9.9だったので、ひとつもビクビクすることなく観やすくて安心した。

中盤あたりからずっと胸キュンするし、終盤は口を閉じるのを忘れたり、息を飲んだり、最後の締めくくりには感動して涙があふれた。
minacco

minaccoの感想・評価

4.1
第二次世界大戦中のイギリスが舞台。女性が思うように仕事につけない時代に女性をテーマにした映画の脚本に取り組む1人の女性が主人公。初めは画家である旦那を支えようと始めた仕事が、いつのまにか楽しくなり、いろんな困難を乗り越えて自立した女へと変わっていく。愛と死が隣り合わせの時代に力強く生きていくカトリンが切なくもたくましく描かれていて感動した。
また、ビルナイの渋いながらも茶目っ気のある演技やジェレミーアイアンズのチョイ役ながら存在感を感じさせる演技も楽しめる。
満足◎
ぼぶ

ぼぶの感想・評価

3.6

このレビューはネタバレを含みます

あなたは消えてしまったけれど、
一緒に作ったこの映画。
ラストに隠された少しの秘密。
一緒に笑ったあの場面。

もう二度と触れることも話すこともできないけれど、
あなたが認めてくれたから。
私は一生、紙に書く。
映画が持ってる奇跡を信じて!
大戦下のイギリス
戦意高揚のための映画製作に抜擢された一人の女性脚本家
政府の横やり、役者のエゴ・・・次第に歪められる脚本に悪戦苦闘

さて、以前から映画業界って”男社会“だよな、と思っている自分であります
ただし本作のような戦時下では、男は兵隊に取られ、人手不足
もち、忌まわしい戦争には違いませんが、見方を変えれば女性の社会進出にはプラスの側面もあったのだ・・・なんて

ちと、目線がずれた感想になってしまいましたね
でも、自分にとってこの映画、”目から鱗“でしたよ
pansy820

pansy820の感想・評価

4.5
劇場で観たらよかったなと反省…
映画好きにとっては良い映画でした。最初は地味でもラストに向かってじわじわ熱くなるストーリー。他の方のレビューにもありますが、よいセリフが多いですね。

そして我々がなぜ映画を観るのかということを考えさせられる。人によって答えはいろいろでしょうが、現実では意味がないことも、映画であれば意味を与えてくれるというのは確かに納得。ラストも希望があってよかった。

最近よく見るエディ・マーサン。
敵やちょっと悲しい役が多いけど…おみおくりの作法みたいな映画をまた観たいな。
FukiIkeda

FukiIkedaの感想・評価

4.2
せつなくて、身体がもげそうだけど、いい結末なんだな、と。
やっぱイギリス映画、好きだなー。
時は第二次世界大戦真っ只中。
若い男はみんな戦争へとられ、人手不足から脚本家に大抜擢される主人公。
ヒョンなことから脚本家になる女性という点で、自分と重ね合わせながら、 脚本を書いていくシーンを眺めてた。
何故、人々は映画を観るのか。
起きる事、事象のひとつひとつに意味があるから…
なんて最高に的を得ていて皮肉的なシーンなんだ!!
グッときたよ。
戦時中に英雄として亡くなる人の死も、全然関係のないところで、うっかり亡くなってしまう死も同じで、特に戦時中は、いつも死が隣合わせで、人生はドラマチックなようであっという間なんだと。
サム・クラフリン、めちゃめちゃカッコイイ。。。
台詞がいちいち素晴らしかった。久しぶりだ、こんなに印象的な台詞て繋いでいく映画は。
すぐにみんなで歌い出すイギリスの文化が好き。パレードへようこそと同じく、映画の肝として上手く働いている。
頑なにハッピーエンドへこだわるところがこの映画の良さだ。というかイギリス映画の良さだ。オーソドックスとも古くさいとも言えばよい。ハッピーエンドこそ映画なのだと無骨にイギリス映画は叫び続けている。
ねね

ねねの感想・評価

5.0
あまりにシネマティックなキスシーン
ああ、なんてシネマティックなんだ、と。
推し俳優がまたひとり増えました。えぇ、サム・クラフリンです。
誠実で頭が切れてたまに色っぽいバックリーさんを素敵に作り上げてらして、最高!カワイイ!!!
ほろ酔いで “Liar.” って言うのとか、もう、ハ?可愛いな?ってなりましたよね……他の出演作も観なきゃ…

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脚本作るときにサッとチームになり3人で分担して書いてるのがすごいな~と思った。海外では、ト書き担当・台詞担当が別にいて一緒に作り上げるし、ヒットしたシリーズ物なんかは、登場人物ごとに台詞担当がいるからな。「このキャラならこう言う」とか話し合うの。楽しそう…

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この作品は「なぜみんな映画が好きか?」という問いに1つの答えを出している。(答えは一応ネタバレにならないようコメントに)
それが、『人生はシネマティック!』という映画そのものと、物語の中の〈現実〉と、映画の中で作られる〈映画〉とに関係して深みを出してる。
an0nym0us

an0nym0usの感想・評価

4.5
原題『Their finest』

否応無くゲイリー・オールドマン主演の『Darkest Hour』を想起しますね。

ウィンストン・チャーチルの有名な演説。

Let us therefore brace ourselves to our duties, and so bear ourselves that, if the British Empire and its Commonwealth last for a thousand years, men will still say, 《This was their finest hour.》

ザックリと意訳するなら…

『後世の人々から、最も輝ける時であった…と言われるようにしようじゃないか!』

どんな状況でも最善を尽くすー

人生ってのは本当に悲喜交々…
幸せの絶頂のようなキス。
心が潰れるような喪失。

でも、目の前には人生が待ち構えてる。
だから、また一歩前へと進む。

滲み出る哀しみも…
涙を乾かす優しい思い出も…
全部を胸の中に詰め込んで、前へと進む。

もうね…
ジワジワと涙が出て止まらなかった。

そこに『映画作り』が描かれていて…
その映画を私たちが観ていて…

この奥行き…最高に心が湧き立った。

みなさんも、なんかイマイチ…って作品とかも観たことあるでしょう?

もしくは…これは最高!って思える作品との出逢いも経験があったはず!

それじゃあ、あなたの人生が映画だとしたら?

描いた脚本は…文句なしに最高?
それともイマイチですか?

時には作品をダメにする何かがあって、問題が立ち塞いで…いろんな人や事柄が関わって、磨き上げられていく。

次の登場人物はどんな人?
終わったラブロマンス…
次回作はどんなストーリー?

様々なことを『想い描く』のが脚本家。

自分が最も輝ける瞬間を…
いつか迎えられるように。

最高の脚本にしたい!

このポジティブなメッセージ。

思い描いたものが残って、映画になる。

誰かの人生になる。

邦題もいいですね✨

みんなが脚本家で、素晴らしい作品を創り出そうと頑張ってる…そんな表現。

いや、もうだってこれ…
映画好きには堪らないでしょ?

湧き立つぐらい高揚させてもらえた。
素晴らしい作品でした。

感情がスコアを後押しする。
これだから映画はやめられない!

だからこのレビューも…
映画を愛する全ての人たちへ捧げます(笑)

素敵な映画体験をさせていただきました✨
(*´꒳`*)
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