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誰がための日々のはいのレビュー・感想・評価

誰がための日々(2016年製作の映画)
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重石のようにのしかかる金管楽器の重低音と彩度が削られた部屋の色感がこびりつく。

深い深い損失と目を背けられない程の悪意。
これだけ辛くて悲しくて息の詰まる物語でも現実の域を脱さないのは、社会的描写と人間的葛藤がリアルだからだろう。
世の中ってこんなにも自分勝手で余裕が無いんだ。

これも当監督のデビュー作。今のところ香港映画に外れなし、まだまだ知らない良い映画が多くあることに気づかされる。
はい

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