ぐり

誰がための日々のぐりのネタバレレビュー・内容・結末

誰がための日々(2016年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

邦題は優しいのに英語では
Mad World...

認知機能の低下のせいか感情の
コントロールが効かなくなる
母親の世話に終われ、
自身も鬱病にかかり心の平静を
失った主人公

ほとんど家族と過ごしたこともない
父親と退院して2人暮らし
閉塞感しかない狭い部屋での生活

服もあるし住居もあるけど
存在価値が感じられない日々

婚約者が皆の前で話すシーンは
ぞっとしました。気持ち悪い。
こんな人前で同情を買う為のスピーチ。
いつまでも可哀想な自分から
抜け出せず彼に罪の意識を増幅させる
ためだけの話。赦すつもりなんてないのだ。

一歩前に進みたいのに道が
塞がっているときどうしたら良いのだろう。

大人になりきれない両親2人に育てられ
愛着障害が引き起こした
鬱だったのかな。

自分の子供の面倒は見させるのに
他人の子供には無関心の母親

皆自分以外の誰かのために
生きすぎてしまった人達の人生
終始ヒリヒリする映画でした。
ぐり

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