優等生とその親友の自由奔放な人たらし狂わせガール。
ウワ…って思いながらも抗えぬほどにアンシェンがあまりに魅力的。
波紋のはじまりとなる男が凡庸すぎてコチラとしては何ともいえない気持ちになるんだけど、そういうもんなんだろうな…
アンタを愛したのは私だけ、に執着と愛と嫉妬をすごく感じた。近すぎる距離も愛憎も、ここまで懐に入ってたらそりゃあ傷つけ合わないなんてナシだろうなぁ、と怖いような羨ましいような。
女はどの道を選んでも大変、っていうのが刺さった。小説の中の旅する姿があまりにも自由でうつくしくて切なかった。