純中国映画を観たのは何気に初めてだったかもしれない。近くて遠い中国、特に幼少期の生活指導?とトイレの描写は軽くカルチャーショックだった。
終盤まで保守的な生き方に憧れてるリベラルなアンシェンとそれとは真逆のチーユエの話かと思ったが、そこまで単純ではなかった。
生きていく中で価値観が変化するのは当然のことで、誰しもあらゆる経験を経て自分にとって最適な人生を選択していくと思うが、
この2人に関してはその価値観の変化の時期が互いに絶妙にずれていたのだと思ったのと、そもそも距離が近すぎたが故にお互いが反発し合い、異なる選択をすることになったのだろうと思った。
友情関係において”憧れ”と”嫉妬”の感情は表裏一体で、関係が深まるほどそれが顕著になってくるということなのか。