キャベツ太郎

ブライトのキャベツ太郎のレビュー・感想・評価

ブライト(2017年製作の映画)
4.0
この世界のロサンゼルスには人間、人間より社会的地位の高いエルフ、そして、差別的な扱いを受けているオークなどがいる。彼らは、その昔、”ダークロード”という邪悪な存在を9種族で協力して封じ込めた。そして、現在、”インファーニ”と呼ばれる組織が、ダークロードを復活させようと画策していて、”光の盾”と呼ばれる組織がそれを阻止しようとしている。

まず、ここまでの前提が映画の中でうっすらとしか説明されていない。専門用語が多い。あと、できれば人間、エルフ、オーク、フェアリー以外の5種族も物語に絡めないでいいので出して欲しかった。でも、人間のウォードとオークのジャコビー、そして、エルフのティッカの3人で、ダークロードを復活させる為にワンドを奪おうと追ってくるインファーニから逃げる様は観ていて飽きなかったし、そんなファンタジー要素満載のストーリーでも、銃撃戦がメインだったり、警察官の汚職を扱ったり、現実感がある要素が満載なのがよかった。ファンタジーと現実世界を上手にミックスした刑事映画でとてもよかった。