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ファースト・マンのseanwhiskyのレビュー・感想・評価

ファースト・マン(2018年製作の映画)
4.0
昔映画館で観たのだが、改めて配信サービスで視聴。
人類で初めて月面に降り立ったアームストロング船長を、LALALANDのライアン・ゴスリングが演じた作品。LALALANDでも、あの哀愁の漂う演技に不思議と引き込まれたが、今回もゴスリングワールドというべきか、またもハマってしまった。
決して実在の人物との再現性については語れないし、語る必要のない。この映画はアームストロング船長が月に行くという大きな仕事の中での心の葛藤や揺れ動きを、様々な映像描写や言葉で表現しており、これはあらゆる表情を物静かにそれでいて観てる人に突き刺す演技が出来るゴスリングでないと実現出来ないもの。
再現性など考えず、内面を感じることが出来る映画として楽しめた作品。
しいていうなら、内面をあらゆる形で表現するが故に、このシーンはどういう心理なのか?といったものがハッキリとしない。だからこそ、年代を重ねて複数回観ることで、より楽しめる作品に仕上がっているように思う。
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