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ファースト・マンのotibiのレビュー・感想・評価

ファースト・マン(2018年製作の映画)
4.6
人類が初めて月面に降り立ったのが1969年。記念すべき人類1人目がアポロ11号の船長ニール・アームストロングさん。
「これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である」という名言の方が僕にとっては聞き馴染みがあるかな。
そんな偉大な人の半生を描いた作品。
 
人類の歴史上極めてハッピーなニュースだけど、この映画で彼は幸せそうだなと思えるシーンは全体の1%くらいだったね。
愛娘を失い。ソ連との宇宙開発戦争に急かされ、不十分な安全管理で次々となくなっていく同僚たち。メディアによる世間からのバッシング。多くの苦難で彼は思い悩み、どんどんと心がすり減っていた。
そんな辛辣な様子が映画全体を覆っている。だからこそ、彼が飛行艇から地球を見て緊張が緩んだり、家族との再会に安堵する表情が印象的であった。
面白かったです
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