RURIKO

ファースト・マンのRURIKOのレビュー・感想・評価

ファースト・マン(2018年製作の映画)
4.2
「ララランド」と「セッション」の監督だとは知らず、ただ「宇宙映画だ!観る!公開日!」と思って鑑賞してきました。
アームストロングという名前を聞いて、鋼の錬金術師のアームストロング大佐が頭に浮かんでしまい、キラキラ筋肉が私の脳内でチラついていました。

そんなことはともかく、この映画は月面着陸までの彼の感情や家族との関わりにフォーカスした作品であり、華々しいシーンはほぼ無し。ただ、それが私にとっては好きな作風でした。

彼が船内に入る時のカメラワークはニールの目線になっていて、スイッチや窓から見える景色、隣のバディを見る角度、まさに追体験で、あれは映画館の巨大スクリーンでないと完成されないのでは…と思います。

また、ニールの妻がとても素晴らしく、安定性を求めていながらも、安定性のない宇宙飛行士である夫を見守る姿には愛を感じざるを得なかった…。

「静」が最高に美しい、そんな作品でした。(映画館でみんなが息を止めて動きを止めて鑑賞する、そんな感じ。)

2019年15本目(新規13本目)
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