Hana

ファースト・マンのHanaのレビュー・感想・評価

ファースト・マン(2018年製作の映画)
4.5
作品の感想と違ったアプローチからになりますが、
私がこれまでの人生で、心から夢中になった(なっている)作品が2つあります。
「E.T.」と「ララランド」。
今作品は、「ララランド」のデイミアン・チャゼル監督、「E.T.」のスティーヴン・スピルバーグ製作総指揮という… まさに私にとっては夢のようなタッグ。そこに主役がライアン・ゴズリング、音楽がジャスティン・ハーウィッツときたので、もう…。
これは想像でしかないですが、宇宙作品に強いスピルバーグ氏がチャゼル監督にアドバイスしたことの数々はかなり影響力があると思いますし、スピルバーグ氏もまた公開を予定しているミュージカル映画「ウエストサイド物語」に向けてチャゼル監督と話をしている一面もあるのだろうと…。そうなってくると、「ウエストサイド物語」もララランドのような要素が加わるかもしれないなぁ… と、こんなことを考えてはニヤニヤしています。(笑)

横道に逸れ過ぎましたが、『ファーストマン』は、4DXで鑑賞しました。
冒頭シーンから、いきなりの迫力…。凄いです。この作品には、ぴったりです。ただ本当に揺れが強いので、静かに鑑賞したい方にはおすすめできません。

こんなにも、宇宙をリアルに感じた体験はいつの日かプラネタリウムで観た「はやぶさ」のドキュメンタリー映画以来。そして、人間が宇宙に行くまでの過程をリアルに感じた体験は初めて。まるで観客もロケットの中にいるかのような描写が素晴らしい。ボタン1つ1つまでしっかりと見える絶妙な距離感です。
宇宙空間独特のドローンに所々混ざるワルツの音色も心地良かった…。

人間模様、過去と未来、国、政治…色々な要素を取り入れながら、アポロ11号が月面着陸したことがどれだけ凄いことなのか…、映画を通じてよくよく伝わりました。
チャゼル監督、また素敵な作品をありがとうございます!!!次回作も楽しみだなぁ。
Hana

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