りりん

ファースト・マンのりりんのレビュー・感想・評価

ファースト・マン(2018年製作の映画)
4.6
人類初の月面着陸に成功したニール・アームストロングの実話映画。
徹底的に主観的なカメラワークとフィルム撮影により、記録映画のような様相を帯びている。
アップ、というより、宇宙飛行士の顔面横に置いたカメラで、本当に彼らと共に狭い狭いコクピットで、激しい振動と恐怖に耐えるハメになる。
この不確定で恐ろしいミッション!
また、家族や日常と人々の内面、無音でクリアな真空世界、独特で美しい音楽を、静かに描いている。

映画館を出たら真上に満月が浮かんでいて、本当に感慨深かった。
月を見るたび、この映画を思い返す。