ファースト・マンのwantaroのレビュー・感想・評価

ほぼ無表情が得意のライアン・ゴズリング、本作ではかなりその何を考えてるのか分からないっぷりが良かった。
月に行くことは偉大な夢だが、恐ろしいこと。実験の段階で死んでゆく仲間たちを前に、恐怖はどれほどだったろう。
最愛の妻と子がありながら、死を覚悟した旅に出る思いはどんなものだろう。
また、妻や子も、2度と会えないかもしれない人を送り出すのだ。辛いなんてものではない。
月面着陸の美しさも壮観だが、これは1人の宇宙飛行士の個人的な心境を追う映画だ。
ラストシーンが大好き。