えぬ

冬の旅のえぬのレビュー・感想・評価

冬の旅(1985年製作の映画)
4.1
冬に観たかったので12月に。ドキュメンタリーっぽくて、だからかモナとは距離をとって観れた。共感できるかと言われればそんなことはないのは、わたしが資本主義のただ中にいるからかもしれない。自由と制約と孤独。現実の誰もが自由に生きるモナを恐れるからこそ虐げるのだろうし、モナも自分の自由な世界(現実から見るとそれは虚構?)を脅かすものに対しては容赦がない。モナの顔単体を正面から撮らないのが余計それが虚構であることを感じさせた。教授との手の対比と木を切るおじさんの顔のショットが好きだった。ちょっと期待しすぎた感はある。
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