アルパカメタル

冬の旅のアルパカメタルのレビュー・感想・評価

冬の旅(1985年製作の映画)
4.1
バブル真っ只中の1991年の日本ではそりゃあウケんだろうよ...。ヴァルダはいつでも時代を先取ってる。自由を得るために、何を犠牲にするのか。ステレオタイプな"女性らしさ"を排したキャラクターである主人公モナから何を得て何を捨てるか、それすらも観客に選択させるような映画だったと思う。そしてモナのような人物を見捨てない覚悟の眼差しだって感じるし、そんな人を生み出してしまう社会への怒りも漲っている。わたしはヴァルダの映画がやっぱり好きなんだ〜〜〜。