面白かった。イヌ大活躍映画だ。
貴族の政治的なスキャンダルに巻き込まれてしまったため主人公が、その過程を得て自信のなさよりも愛していた自分を選択し、そう決めて走っていくところがよかった。自信がないのも頷ける境遇で、すごく可哀想だし、教育もまともに受けられていなかっただろうから(愛されていたにせよ)、捻れた考えで事態を悪化させてしまうのも受け止められた。
しかし、そんなに娯楽のない時代だったんだな。
それと、俳優の演技がすごすぎる。こんなに歯を見せて笑い続けて、瞳の動きや身振りで哀しささえ伝わってくるから凄い。演技というものの凄さを感じる映画。