このレビューはネタバレを含みます
映画好きの友人からオススメされた邦画
オススメされる前からそのポスターで気になる映画だった
14歳のセリの世界と
記憶喪失のさなの世界の話
それぞれの世界が同じ家で展開していくというちょっと不思議な話
こうしたパラレルワールド的な映画って最後にお互いの世界が繋がるってのが王道だと思うんだけどこの作品は決して繋がらない
繋がりそうで繋がらない(笑)
家だけが知ってるみたいなね(笑)
これは監督の清原惟さんのインタビューを読んだんだけど
それは絶対に交わらないようにしたんですって。
終盤にさなが見上げるシーンがあるんだけど・・・
あそこは絶対に切り返しではないショットにしたかった。 たとえ映画内の世界では彼らが向かい合っているにせよ、映画としてそれをはっきり描きたくはなかったんです。 そうでないと、完全に世界がひとつの空間としてつながってしまう。物だけがすり抜けて行き来するような小さな穴がその世界にあいている。 そういうふうにしたいなと思っていました。
という思いがあったそうです。
最後のプレゼントは一体なんだったのかね(笑)
あっちの世界からこっちの世界へ繋がった贈り物
これは監督も答えが無いそうですよ(笑)