ひとつの家に、ふたつの時間が流れている。
見知らぬ二人の女性の物語が、すこしずつ重なり合い、静かに世界が歪んでいく。
清原惟監督の視線はとても繊細で、音や光の揺らぎ、沈黙の間に記憶や気配が漂っている…
暗い古風な家の中で二つの物語が交錯していくわけだが、よくこんなアイデアを思いついたものだ。しかも、その突飛な設定がまったく上滑りせず、あらゆる画面にサスペンスとして機能している。これを実現するには、…
>>続きを読む2018/1/13
配給 HEADZ
この家には、わたしたち、が住んでいる
終始不穏。
正直に内容は今ひとつ掴みきれなかったけど、作品の佇まいと空気感が素晴らしい。
そういや、誰もいないのに…
台詞なのかそれを言ってる俳優の演技なのかそのあたりはあまりハマらなかったんだけど、ちょっと時間経ってから思い出しそうだなという映像はいろいろあった
大地にコンセント刺すクリスマスツリーのとこ好き
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少女時代の終わりとリヴェット的サスペンス。一つの家で展開する二つの物語。同時に鳴るサイレン、海から運ばれたプレゼントと交換される花束。草原で光るツリー。何度観ても不明で片付かない所が面白く相変わらず…
>>続きを読む前作『ひとつのバガテル』を拡張させたような物語だった。
2つの世界はつながっている…!?と思わせる、誰かの気配をときにSFチック、ときにサスペンスフルな音や影の演出を用いて、次にどんなことが起こるの…
©東京藝術大学大学院映像研究科