好きな人が二人いて片方に絞るというどこにでもあるストーリーなのに、主人公のヨシカのぶっ飛び喪女キャラが、よくある青春ラブストーリーにさせず、あるあるな超現実妄想ストーリーとなっている。
ツメ跡を残すために頑張りすぎる女優(失礼)松岡茉優がこの役にはピッタリはまっていて、妄想以上、メンヘラ未満の絶妙な痛いキャラを演じきっている。
もしかしたら物凄い女優さんなのでは。一気に心を奪われた。
序盤の個性的な熱いキャラ達に、ついていけなかったが、中盤のミュージカルシーン以降はそれも納得。
このミュージカルシーンが出来が良すぎるのでまた観たくなった。
絶滅危惧種、アンモナイトの進化と絶滅と同様に、恋愛も進化していって最後に繋がるのだろう。
疾走感のあるストーリー展開の中にも、フレディーやオカリナなどの小ネタが散りばめられており何度もクスッとした。
黒猫チェルシーの渡辺大知がウザいのに憎めないキャラとしてマッチしていた。
