あいつがオカリナに合わせて鍵盤ハーモニカ弾いてたのか…と思うと、吹き出してしまう。
【再見】
改めて観てもやっぱり面白い。ミュージカルシーンマジエモい。あとラストでの言い合いシーンのカタルシスたるや。マジエモい。
今回気づいたのは現実/妄想の境界が画面構成と動線に反映されていることだ。とりわけ印象的だったのは以下の3つ。
① 木で二とヨシカを区切るショット
② 会社の屋上でハグするシーンでの階段で二人を区切るショット
③ ヨシカの家の窓枠を使った反復横跳びのショット
前提として、本作では原則上手側が妄想、下手側が現実という風に分かれている。
①は妄想サイドへ走るヨシカを二が追いかけていくのを、②ではヨシカが現実サイドに踏み出そうとするのを表現していて素直に巧いと感じた。
③に関しては本当にたまげた。現実と妄想を行き来するヨシカをまさか反復横跳びを使って表すとは…。しかも、序盤に二が反復横跳びの伏線を張っているという。(同時に卓球の伏線も張ってるし)
まだまだ鑑賞しがいがありそう。