ナリキヨ

勝手にふるえてろのナリキヨのレビュー・感想・評価

勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)
4.1
共感できるか出来ないかで評価の分かれる映画でしょうか、映画のテンションは違えど桐島〜的な痛みをゴリゴリに与えてくれる映画で、ソファにしがみついて、ヒー!辛いー!って言いながら鑑賞。

松岡茉優の堕落を伴うチャーミングさ(もらとりあむタマ子の前田敦子に通じる)、あれは本人の魅力にプラスで本人の実力もエグいですよね、凄いです、いきなり早口、めちゃくちゃ挙動不審、一歩間違えたら嫌な奴なのに、観てて泣いちゃう。それとほぼ同等の魅力が渡辺大知くんにもありました。クソうぜえ!観てて痛い!もうやめてー!って感じw

意外と二転三転、孤独から逃げた結果ではなく、前進した結果のラストシーンなので溜飲が下がりました。


蛇足ですが、昔、15人くらいの飲み会にて、女の子たちが「女子みんなで集まって写真撮ろー!」と言ってキャーキャー撮影会が始まった中、唯一、遠くから体を硬直させて全く動けなかった女の事を思い出しました。もちろん私なんですけど。
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