このレビューはネタバレを含みます
スーパー共感するし
ハイパーおもしろい!
一喜一憂、浮き沈みの激しい24歳のヨシカは、まるで自分を見ているかのようで最初から最後まで共感共感共感だった。高校のときに父に勧められて原作を読んだけど、父はどんなつもりで私にこれを勧めたのか。似てると思ったのか?原作ではあんまり思わなかったけど確かに自分が見られてるみたいでなんだか恥ずかしくなってくるレベルで似てた。部屋でのシーンとか。
そしてあんなにラストシーンで笑うと思わなかった。
「何一つ成し遂げてないまま朽ち果てることになっちゃったじゃんよー!」
「何を大袈裟なこと言ってんの、この歳で何か成し遂げてる奴なんてこの地球上に存在しねえよ!」
「ジャンヌダルクがいる!」
「すげえとこと勝負しようとしてんじゃねえよ!なに?偉人になりたいの?」
あと、笑うとこじゃないのかもしれないけど二が「俺との子ども作ろうぜー!!!」って叫んだのも爆笑した。
以下、劇中の神曲の歌詞を載せとく!
この人の名前を私は知らない
だって私はこの人と
話をしたことがないんだもん
お人形さんみたいだから
話してみたかったんだけど
綺麗な髪だから
触ってみたかったんだけど
そんなの怖くてできません
だって迷惑でしょう
嫌悪感たっぷりの目で
私を睨み殺すのでしょう
絶滅すべきでしょうか
この人の名前も私は知らない
こんな特徴的な人
誰だって話してみたくなるでしょう
けどそんな勇気ありません
こんなとこで朝も晩も釣りをしているおじさん
すごく気になるけど話をしたことない
これ以上近づいたことだってない
この距離が私と世の中の限界
おじさんもわたしも透明だ
誰にも見えてないみたい
絶滅すべきでしょうか
ねえアンモナイト
生き抜く術を教えてよ
どんだけねじくれたら
生きやすくなるの
日常は異常
異常巻きの日常