個人的邦画ラブコメ、ベスト級の作品…！
劇場で観ればよかった〜、後悔。
こじらせ女子の理想と現実のお話、そして恋と孤独をスタイリッシュにコメディとして描く、進化系ラブコメ。
ちょっとシリアスなシーンでも、ちょっぴりの笑いと一定のウザさ(特に2)があって、そのウザさが最高。
それでいて登場人物達に共感できてしまうから、心がチクチク。
松岡茉優の演技が本当に素晴らしくて、泣かされました。
前半だけで一本の映画に纏められる程にアクセル全開だったのだけど、後半はトーンを変えて同じ事を繰り返す。
人に対する不信感が中々拭えなくて、自分しか見えていなくて、繰り返す。
自分の名前を言ってもらえないって嘆くくせに、人の名前は言わないシーン、皮肉と本質が交わって、素晴らしかった。
自分の理想上だけでなくて、現実で人と関わる事の煩わしさと難しさ、主観だけでなくて客観で物事を見ることの大切さを教えてくれる。
そして、最後にヨシカは現実の中の温かさに気付けたのでは？
映像と音楽と演出も素晴らしかった。
どんどん次が観たくなる。
光の使い方がとても秀逸。
なんだろう…、とにかく良い映画だった！
