原作は読んだ。
恋愛経験がなく長年脳内彼氏を持っている地味OLが、冴えない同僚に告白されてどうする?の話。
文章で描かれたもの、特に内面世界や妄想が実写の絵や音になってみると、あれ? 読んだのってこんな話だったけな?みたいな感覚はあったけど、松岡茉優かわいいし、綿矢りさに似た涼しさと面倒くささもあるし、まいっか、ってなった。
でも映画館で見なくてもいいかな…。
盛り上がるところはいいけど、それ以外の普通のシーンの音がちょっと賑やかすぎたかな。
社会的に成熟した行き詰まりの結果、「ただの片思いと失恋」って枠まで地味になった邦画版「ダンサー・イン・ザ・ダーク」みたいな感じもある。