サオリの頭はいつもボサボサで化粧っけないし(くっそかわいい)、ハルヒコだって別にキラキラしてるわけじゃない(くっそかっこいい)。
ジェンダーとか愛とか家族とか生死とか、内に潜むものは複雑だけれど、誰それの過去とか周りの目とか、そういうの含めて生きている登場人物の表情が可愛らしい。
とってもチャーミングな映画。
ここにいる人たちもいつか死ぬ、というのが、信じ難いようで身近だ。
若い頃の柴咲コウって、ちょっとぶっきらぼうでムスッとした役が多かった気がして、だからようやく見せる笑顔がめっちゃ可愛いかったのよね。懐いた猫みたい、懐いてからも不器用なんだけど、可愛い。