メゾン・ド・ヒミコの作品情報・感想・評価・動画配信

「メゾン・ド・ヒミコ」に投稿された感想・評価

このレビューはネタバレを含みます

不便なもんだよね。
いわゆる"普通"に生きられたら。
でもね、自分じゃどうしようもできない
ことなんだよなぁ。

気持ちや努力次第でなんとか
なるものではないから。

LGBTだろうが、そうじゃなかろうが
自分ではどうしようもないような
そんなことたくさん経験して
時には諦めたり、折り合いをつけたりして
自分なりの幸せにたどり着くんだよなぁ。


サオリに会いたい ピキピキピッキー
きっとあの場に 卑弥呼もルビィもいたんだろうなぁ。
tapir

tapirの感想・評価

3.2
人の幸せを願えないなら、人の幸せを認められないならその人に干渉するなと強く思った。悪口や妬みは外でしろよ。
男が女を愛したっていいし、女が女を、男が男を愛したってそれがなんなんだよ。愛してるだけなのに、外野がうるさいよね。映画は2人を2人にしてくれないけど、フィクションがしてくれなくて現実にできることもあるから。
みんながみんな、それぞれ違う幸せの中で生きていこう。違っても、それが幸せなことには違いないからね。
銀座で長年ゲイバー卑弥呼のママだった男がゲイ専門の老人ホーム(メゾン・ド・ヒミコ)を作り曾ての仲間たちと暮らしている。死期近い男は若い愛人春彦(オダギリ)を介して娘沙織(柴咲)を呼び寄せホームの雑事を頼む所から物語は始まる。家族を捨て母は苦悩の果てに亡くなり勝手に生きてきた父への反感、憤りとゲイに対する嫌悪感も相まって拒絶するが、生活に困窮していることもあり週一の高級バイト条件でやむなく引き受け海岸近くのホームにバスで通うこととなる。どう見てもキモいゲイ爺さんたちの異様な集まり、近所の悪ガキたちから塀に落書きされ物を投げられ、隣の住人は頑なにドアを閉める閉鎖された空間に身を寄せ合う仲間たち。しかし通ううちにゲイとはいっても同じ人間、皆老いて次は自分の番かなと怯えながら孤独に暮らす心情に触れ、父への複雑な感情は消えないものの唯一若い春彦への淡い想いも含め絆されていく沙織。ゲイのひとりヤマサキの夢、女装に身を包み皆でエスコートして横浜のナイトクラブに繰り出し「また逢う日まで」をディスコ調で踊る一体感も束の間、春彦との性交渉試すもやはり男女の愛には到達できず、死期近いルビィを家族の元へ帰すゲイ仲間の身勝手さや父も息を引取り此処にはもう居られないと元の生活に戻る沙織。このやるせないモヤモヤした虚無感をどう集結してドラマを終わらせるのかと思いきや数ヶ月後に沙織の勤務する内装屋に届いた落書き修復工事依頼。〝サオリに会いたい ピキピキピッキー〟全てを払拭する壁に書かれたラストメッセージに拍手!ゲイを見詰めるキツい表情の柴咲に対し、程よい中性感で演じ切ったオダギリがスマートでこの年のキネ旬主演男優賞は納得です。
さー

さーの感想・評価

4.0
すごく好きだわこの映画。最近はとくにlgbtの話がとても愛しく感じるなんというか。羨ましい気さえする。
海もオダギリジョーも美しい作品。
ダンスホールのシーンは何だかな。
2020年9月 2回目






























愛と欲望
mn

mnの感想・評価

4.0
少々ネタバレ有り。
大学生の頃に初めて見て、それから時々ふと思い出す作品。周到に選ばれた台詞と繊細な演技で、人との繋がり方や感情の動きをものすごく丁寧に映しているところに惹かれる。

かつて妻と娘の沙織を捨ててゲイバーのママになった卑弥呼、そして彼(彼女)が作ったゲイの為の老人ホーム「メゾン・ド・ヒミコ」。
突然現れた卑弥呼の若く美しい恋人である春彦に、メゾンでの高額のバイトを頼まれて渋々承諾する沙織。最初は閉じ切っていた沙織の心が、メゾンの住人たちと過ごすうち徐々に開いていく様子がよく見て取れる。

そんな心の変化はやがて春彦にも芽生えていき、ゲイである彼がとうとう沙織を誘う。
このシーンで言い放たれる沙織の一言がすごく刺さる。どこにも行き場のない感情が部屋の中に漂い、めちゃくちゃ切ないやりとり。

あともう一つ印象に残ってるのが、
これまでほぼずっとつんけんしていた沙織が、ラストで初めて涙を流すシーン。ただ無言で泣く鋭い目は「どうしてそれを言うのよ?」と言いたいんだろうなと推察するけど、口にしてもどうにもならないとわかっているから言葉にはしない。心は繋がっても異性として結ばれることができない2人。悔しさとやりきれなさで胸をいっぱいにして涙をこぼす柴崎コウ(沙織)の顔は、すっぴんだし他では見たことない位ブサイクなんだけど、ものすごく良い顔してる。

あとは田中泯とオダギリジョーの絶妙にユニセックスな雰囲気の魅力もたまらんのだけど、もうそれより沙織の上司役の西島さんが、今となっては絶対やらなさそうなチャラくて軽くて色気抜群(でも全然下品じゃない)の役柄で完全優勝。
ちゃんと作られた素晴らしい邦画。
自分も昔同性愛者に偏見を持っていたのでそういった人たちを理解できないガキ共の気持ちがわからなくもない
noid

noidの感想・評価

4.0
サブカル女が好きそうな映画!と敬遠されそうですが、そんなことで観ない人たちはバカものです。

オダジョーが良すぎてやばいので、それだけでも観る価値ありまくり。

性的なことと生きるということは、どこまでいっても不可分で、付き纏われているように感じる。
女性同士でも男性同士でも異性同士でも、面倒なことが多すぎて、それこそ欲望だけに従いたくなる時もある。。。

性別を超越した人とのゆるやかな繋がりを持ちたいものだなぁ。。。
わこ

わこの感想・評価

4.2
オダギリジョー、田舎でヘンテコなフリルのブラウスをさらっと着こなしていて、ここまで自然体なのは何故なんだ...?
色気ありすぎません??
西島さんと並んでも尚圧倒的な色っぽさ...

ゆったりとしている雰囲気が好きです。
かなりしっとり、ねっとりしたストーリーです。
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