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ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書のoのレビュー・感想・評価

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報道の自由、知る権利、政治家と報道人の関係のあり方、戦争と報道を考える上で重要なお仕事映画。
そして、家父長制の下でいかに女性の意見や権利がないがしろにされているか、それに対するアンサーとして素晴らしいエンパワメント映画でもある。(ただし、むしゃらに働く夫ベンの妻(サラ・ポールソン)は内助の功的な扱いを受けててキャサリンとは対照的)
メリル・ストリープが実に適役で、上流階級の社交界でほのぼの暮らす人から真の実業家に変身していく過程を見事に演じてみせてる。
ともすると動きのないシーンが続きそうなところ、人を走らせることでリズムを作ったり、輪転機のダイナミックな動きを魅力的に見せたり、このあたりにスピルバーグが大作で積み上げてきた演出のうまさを感じる。
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