いしっち

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書のいしっちのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

個人的な話から。

何ヶ月ぶりかに映画館で映画を鑑賞。記憶している限りでは今年初めて。
観たい映画がなかったわけではない。しかし腰が動かない。結果ずるずると映画を観る習慣から遠ざかる(元からそうあったわけではないが)。

そして映画を観るための体力が衰える。

映画を観ようと思ったことは何度かあった。ただ映画をずっと集中し続けて観られるか不安が残る。そうしてまた映画から遠ざかる。→体力が衰える。

このループから救ってくれたのは出町座とペンタゴンペーパーズ。

個人的に思い入れのある出町柳・枡形商店街に映画館ができることは知っていたし、できてからは何度か行くタイミングも図っていたわけである


次にペンタゴンペーパーズの話。

観るまで正直中身は全く知らなかった。でも絶対好きな話だ、とは見る前ちゃんと思っていた。日曜13:30〜読売テレビ(関西ローカル)で主にやっている某テレビ番組で取り上げられていたりして、なんとなく巷で話題になっていることを知っていた。
毎週好きで観ている番組で紹介されている=好きな映画、だろう、と。そう勝手に強く思って、「じゃあみにいくしかないだろう」、と重い腰をあげたのである。。


で本日観た感想としては。
まず私自身保守とかリベラルとかそんな小難しい話は実際よくわからないしどっちの立場を取っているかってこともない。そんな人(立場を明確に決めていない人)でも楽しめるストーリーだと思うし面白いと思ってもらえるんじゃないか?と思った。(観ている人は実際にはどんな層が多いのだろうか?) ストーリーを観に行ける、映画としての完成度が高い。

あえて、観てほしいという層を挙げるとすれば(どの立場から言ってんだよって感じやけど)、駆け出しのジャーナリストの方(あるいはジャーナリストを目指している人?)、かな?
ジャーナリズム精神とは、といったことが垣間見れるんじゃないかと。まあ、そんなところでございます。

で。中身としては。。
冒頭部分についてはどこでなんのためにこのシーンがあるのか?とか結構把握するのが大変で正直あまり状況がわからないままあらあら先進んでいっちゃうなー待ってーなどと思いながら見ていた。もちろん予習して行ってないのがまず悪いと思うけど。状況を把握するのにちょっと時間がかかった。

ニューヨークタイムズ(だっけ?)のすごい記者が3ヶ月も記事を出してな買ったらしくて、それで「NY TIMESは大きなニュースを追っている」と察知したワシントンポストの偉い人が、「さあ、君!インターン生!ネタつかんでこい!」的な動きが多分あって、
で一方。。寝落ちした貴婦人のベッドの上には資料の束がずらり。。的なシーンが出てきて、どうやらワシントンポストは上場?したいみたいで。その上場のために業務が忙しくなり上品な貴婦人はあくせくと動き回るも、どこか彼女自身に会社を背負うという自信がなく周りからも信頼もされておらず、という展開。

で、なんやかんやあって笑、ワシントンポストが国家を揺るがす超超超特ダネを掴むことになる。が新聞を刷ろうとするも様々な問題も発生し新聞発行に待ったもかかってしまう。。
窮地に追い込まれたその時。ワシントンポストの社主は一体何を考えどう行動するのか。

様々なしがらみと複雑な思いを抱えて苦悩するヒロイン。彼女の自信なさげな立ち居振る舞いと周囲の冷たい態度に胸が苦しくなった。が、最後の展開にほっと胸をなでおろすのであった
いしっち

いしっち