1970年代｡国民に反戦ムードが広がるなか起きた《ペンタゴンペーパーズ暴露事件》を取り上げた実話｡
何年にも渡り政府が隠し続けた嘘の代償｡それを報道する側の新聞社もまた要人との友好か仕事かを秤にかけなければならない｡
ニューヨーク・タイムズとワシントン・ポスト｡それぞれの新聞社が抜きネタを打ち出すために駆けずり回る姿は記者としての情熱と信念そのもの｡政府の圧力や自己保身に惑わされず記者としての信念を貫いた両社｡報道の自由が政府の圧力に勝った初めての裁判での判決｡
ー報道は観衆のためにあるべき｡
清々しいラストから、しっかりウォーターゲート事件を匂わせる終わりが良かった｡
スピルバーグ作品はやはり社会派ドラマも秀逸｡
