MinaMi

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書のMinaMiのレビュー・感想・評価

3.3
スピルバーグにメリルにトムと最高の材料で、トランプ政権を皮肉るようなジャナーリズム映画を作ったら、それは良質なものができるでしょうというところですが、それ以上でも以下でもなく淡々と進む感じが、やや退屈でもあり誠実でもあった。
まあそうなるだろうなという展開を、女性経営者の苦悩と新聞編集者達の信念を軸に描いていく。ベトナム戦争の真実と向き合うジャーナリズムと言論の自由の崇高さ。友情をとるか、信念をとるか。掲載前にしっかりと仁義を切りに行く姿勢は素晴らしいと思います。
ジャナーリズムとビジネスの間で揺れるメディアの葛藤を期待したが、魅力的な悪役がいないせいか意外とすんなり進んでいく感じが物足りない。もちろん悪くないが、期待したほどではなかったというのが正直な感想。

・脚本 7/10
・演技 8/10
・演出 6/10
・音楽 5/10
総合点 26/40
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