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ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書のkyonkyonのレビュー・感想・評価

4.0
ようやく観れましたシリーズ。
ずっと観よう観ようと思いつつ後回しが続き。やはり愚問の大作であった。

舞台はアメリカ、ベトナム戦争時のニクソン政権真っ只中。自由の国アメリカのもとでそれまでの政府が行ってきた隠蔽、工作、忖度、裏取引等を公にしたかの有名なWashington Postの実話に基づく作品。

これまずメリル・ストリープ×トム・ハンクスってだけで誰も文句言えない。最初の朝食シーンの2人の掛け合いでもう鳥肌モン、開いた口が塞がらない。脇もサラ・ポールソンをはじめ実力派重鎮でガチガチに固めてある。ぐうの音も出ません。

新聞の製造過程は頻繁に描写されていたがあれは当時の技術だろうか?観ていてとても新鮮かつ趣や温もりを感じた。

「報道は国民の為のものであり統治者の為のものではない」
今では当たり前の謳い文句だが当時を察するにこれは偉業であり変革なのだろう。そして同時にとても「アメリカっぽい」言葉でもある。

数年前YouTubeか何かでメリル・ストリープの報道と大統領についてのアツいスピーチを観て胸がアツくなった覚えがあるが、まさかこの作品に携わっていたここと繋がるとは今更驚く私であった。
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