しん

蜘蛛の巣を払う女のしんのレビュー・感想・評価

蜘蛛の巣を払う女(2018年製作の映画)
3.5
北欧版やフィンチャー版とは一線を画す作風。
故にあのミステリアスでダーティで陰湿なものを想像すると面食らう。
今作は意図的にアクションに比重を置いた作りになっており、これはこれで中々見応えがあるエンタメ作品に仕上がっている。
フィンチャー版はミカエルとリスベットが半々くらいの比重だったが今作はリスベットメイン。
戦う女性ヒーローと化していくリスベットに違和感感じ無い人は結構好きになれるのではないか。それだけアクションは頑張っている。
ただミカエルがほんとダメ。ダメ男。
クレイブ版ミカエルにあった無骨なやさぐれ感が好きだったのに今作のミカエルは優男で魅力全く無し。
むしろニーダムさんによる狙撃無双が全てもっていく。
この狙撃シーンの演出とニーダムさんの処刑人っぷりは一見の価値あり。
しん

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