つい

グラウンドブレイク 都市壊滅のついのレビュー・感想・評価

3.7
意外に良作だった、かなり辛いけど。
88年アルメニアで実際に起きた大地震の実話をベースにしたパニック映画かと思ったら、被災者目線でずっと追い続ける群像劇。

かなり生々しい描写多数なので、地震に辛い経験がある人は観ないほうがいい。
支援が来るまで、被災者がどう行動をしたのかというのを中心に描いている。

かなり登場人物が多いので、これ誰だったっけ?という時もちょっとある。ただストーリーを追っていくといろんな話が繋がっていっていき、展開されるていく人間ドラマがかなり良かった。

報道できないけど、大災害になるととにかく死者の数が尋常じゃない。
ずっと死体を運び続けてる人がいたり描写はすさまじい。

スタッフロールの時に実際被災時の写真が出てくるんだけど、写真から着想をへてこのストーリーを作っていたんだろうなと思う。

CGだけじゃなく崩壊した石造りの家とかかなり大きめのセットで撮影してるようで、この作品を世に送り出すために、かなり情熱が伝わってくる映画でした。

日本も震災が多くて観ていると辛いけど、やはりこういう形で映像として残して、未来に伝えていくというのは大事だと思う。
つい

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