グラウンドブレイク 都市壊滅のFREDDYのネタバレレビュー・内容・結末

巨大地震によって壊滅状態となった町を舞台に、人々の絶望と希望を描いたディザスターパニック作品ということで。

本作は1988年に起きたアルメニア地震をベースに描かれたもので、話としては可もなく不可もなくといったところ。震災直後の人々の様子が映し出されているのだが、想像通りの画と、想像通りのドラマが展開されていく。主軸のストーリーとしては瓦礫の下敷きとなった女性の救出劇で、ちょっとした肉付け程度に様々な人間模様が描かれている。確かに悲劇の中に奇跡や希望は見られるが、劇中に流れる音楽が本作のすべてで、内容はわりと薄くて残念に感じた。あと、街が崩壊していく様は迫力があって臨場感も伝わるのだが、CGがいまいちで魅力が半減している。片手間程度に観るくらいが丁度良い作品かと。