焼きぷりん

ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューションの焼きぷりんのレビュー・感想・評価

4.1
新説エウレカセブン。全てを過去にして新しい視点でエウレカセブンの世界を描く。挑戦的でもあり、かなり面白い試みの一作。ガールミーツガール。

アネモネ。キャラクター設定は丸っきり違う。が、これも良し。意思の強さやバイタリティが凄いのはもちろん、ちゃんと物語の中心にいる人物になっている。ただ、ドミニクとの関係にはちょっと残念さを感じるところもある。

"創作"の世界ということ。シリーズの派生をメタ的な視点で捉えている。こんなの驚かない訳がない。思い切りの良い構成。私的には普通の物語ではないことに、かなり惹かれるものを感じた。

エウレカ。一番賛否が分かれそうなところ。最後まで観ればキャラクター崩壊に至る動機が理解できるけど、それまでがなあ。一応この動機部分が劇場前作の伏線回収になっている。

今までとは全く別物なのに、エウレカセブンを知らないと楽しめないし、知っていると逆に楽しめないかもしれない。非常に不安定な作品でありながら、心に残る作品。
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