このレビューはネタバレを含みます
これは賛否ありそうではある。
が、賛に一票で。
このハイエボリューションにTVシリーズ『交響詩篇エウレカセブン』を求めてはいけないと言うことは、前作の『ANEMONE』が教えてくれていたので、心構えはできていた。
とはいえ、用語連発や世界観のペースが早く、のっけからかなり置いてけぼりにされる。
そんな中で懐かしいキャラたちの同窓会が始まったり、色んな映画のオマージュらしきシーンが挿入されたりで、もはや頭の中ががてんやわんや。
あと作画が不安定すぎて何かの演出意図が?と勘ぐったけど、全くそんなことはなかったようだ。
けどエウレカセブンに求めるものって、結局のところは、あのラストのシーンなんだよ。
あれだけで全て許せてしまう。
ファン心って恐ろしい。
『EUREKA』の中で、僕らが真によく知っているキャラクターって、実質エウレカだけなんだよね。
そのエウレカも月日の流れでかなり変わってしまっていた。だけどラストシーンで、いつものエウレカに戻る、名塚佳織さんの演技力に完全にやられた。
ああ、エウレカセブンってボーイミーツガールだったよなあ。と感傷。
あの2人が幸せになればそれでいい。