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ラプラスの魔女のharunomaのレビュー・感想・評価

ラプラスの魔女(2018年製作の映画)
2.7
図らずも、というかまさに、すずさんのクロースアップは相かわらず美しく中盤からはいくつかラプラスの時間が(三池ですら)破裂しておりました、実際は編集で回避。三池は不甲斐がない。「怒り」から続く悲鳴をあげる体の演技もよく。あとはトヨエツがなぜかここにきてボーダーを超えていておもしろかった。リリーフランキーも真面目にこなしていました。福士蒼汰も素晴らしい。櫻井翔と志田未来のほろ顔面具合いの切り返しがなかなか面白い。

なぜ、あと40秒で雨が降るという広瀬すずの横移動ショットは、実際に雨が降る瞬間はカットを割るのか、長回しが馬鹿ではないか。この辺りが三池の駄目なところ。
エレベーター、広瀬すずはやはり走った後など、バスケ部のように体を動かした後の方が、肌理も表情もいい。静止した文化系では、血色がよくない。普通に息=粋の問題である。
最後まで観ましたが、おすすめはできません。何人かの俳優以外脚本も映像も壊滅的にやる気ない。前半30分は日本映画大学のノリです。予告編で見た瀬々さんの「友罪」は行こうと思います。あと「検察側の罪人」
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